ムッシュ米津の家庭料理

"前菜に何か欲しい時、
 作りおき出来る一品が欲しいですね。
 テリーヌを作っておくと便利です。"


 前菜に何か欲しい時、作りおき出来る一品が欲しいですね。
 テリーヌを作っておくと便利です。
 わが家では、長方形の器が見当たらない時は円形のひら鉢で作ります。
 ラップを大きめに切って敷き、蓋がない時はアルミ箔でおおって蒸します。
 出来上がり、冷ます時に落としぶたのように皿をのせ、
 缶か、びん詰めを重しにのせて冷まします。
 
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"*帆立貝柱と海老のテリ−ヌ "

 材料 4人前
 テリ−ヌ(内法 長さ11cm・幅7cm・深さ6cm) 1台分
 すり身にする材料
 −良く水分を取り除いた帆立貝柱 250g
 −卵白 30g
 −塩 小匙1/2杯
 −生クリ−ム(乳脂肪 47%) 150cc
 具にする材料
 −冷凍海老殻付き 200g
 −莢から出したうすいえんどう 30g
 −マッシュル−ム 50g
 −粒コーン(缶詰) 30g

☆ 作り方

  1. 具にする材料の下拵え
    海老は背ワタを取って塩茹でにし、
    殻をむいて5mmの厚さに切ります。
    えんどうは塩茹でにして冷水に取り、薄皮をむきます。
    マッシュル−ムは二つ割りにして薄く切り、
    バタ−で炒めておきます。
    粒コーンはざるにあけて水気を切ります。

  2. 帆立貝のすり身を作ります
    帆立貝柱を小切りにしてフ−ドプロセッサ−に入れ、
    塩を加えて回し、次に卵白を2度に分けて入れ、
    滑らかに成るまで回します。
    ボ−ルに移して冷蔵庫に入れ、2〜3時間冷やします。
    次に生クリ−ムを少しづつ混ぜ入れ、
    具になる材料を布巾で良く水気を切って加え、
    均等になる様に混ぜます。

  3. テリーヌに詰めて、加熱します
    テリ−ヌの内側にバタ−を塗り、
    幅11cm・長さ25〜30cmに切ったワックスペ−パ−を
    両サイドを縁より出して敷き、
    「2.」の材料を隙間なく詰込みます。
    はみ出しているワックスペ−パ−を内側に折り込み
    蓋をして蒸し器に入れ、弱火で約1時間蒸します。

  4. 盛り付け
    テリ−ヌが冷めたら、冷蔵庫に入れて
    良く冷やしてから切り分けます。
    ピクルス・オリ−ブ・マヨネ−ズ等を添えます。

 料理のヒント
 * 冷凍帆立貝柱400gを解凍し、
   布巾に挾んで良く水分を取り除くと約250gになります。
   貝柱の水切りが悪いと、しっかりとしたすり身が出来ません。
   冷蔵庫で冷やすとすり身はしまります。
   大事なポイントです。
 * Mサイズの卵の卵白は1個分で約30gあります。
 * 具は、小切りにしたサ−モン、かにの身、他の野菜等
   お好みのものに変えて下さい。
 * オーロールソ−スを作って添えても良いでしょう。
   トマトジュ−スを味噌位まで煮詰めて、
   マヨネ−ズと混ぜて作ります。
   付け合わせは、チコリ、クレソン、ラディッシュの細切り等を
   ドレッシングで軽く和えて付けても良いでしょう。

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*コキ−ルは貝殻、そしてテリ−ヌは
 フランス語で鉢のことです。
 長方形、楕円形、円型いろいろあります。

 スパイスやワインに漬け込んだ肉類を、
 蓋付きの鉢に入れて調理したものが、
 テリ−ヌと呼ばれる様なりました。

 日本でも鉢に盛ってだす料理を”鉢ざかな”。
 浅い大鉢に盛ったサワチ(皿鉢の転嫁)料理が
 あります。

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文・写真(イメージ写真)提供:ひかりのくに株式会社

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